Claude Code ネイティブ版セットアップガイド(2026年版)

Claude Codeのネイティブ版インストール手順を初心者向けに解説。Mac・Windows対応、npm版からの移行方法まで、画面の操作に沿って進められます。

田中俊輔2026年3月26日19分で読める

この記事でできるようになること

この記事を最後まで読み進めると、以下のことができるようになります。

  • Claude Code(ターミナルから使えるAIアシスタント)を自分のパソコンにインストールする
  • Claude Code を起動して、最初のセッション(AIとの会話)を開始する
  • すでにnpm版(旧バージョン)を使っている場合、ネイティブ版(新バージョン)に移行する

Mac、Windows、Linuxのいずれにも対応しています。プログラミングの経験がなくても、手順通りに進めれば完了します。

そもそも Claude Code とは?

Claude Code は、Anthropic(アンソロピック)社が開発した ターミナルベースのAIアシスタント です。

「ターミナル」とは、パソコンに文字でコマンド(命令)を入力して操作する画面のことです。Macなら「ターミナル」アプリ、Windowsなら「PowerShell」がこれにあたります。

Claude Code を使うと、ターミナルからAIに指示を出して、以下のようなことができます。

  • コードを書いてもらう
  • 既存のコードを修正してもらう
  • ファイルの作成・編集・検索
  • Gitの操作(コミット、ブランチ作成、PR作成)
  • プロジェクト全体を理解した上での提案
iブラウザのClaude(claude.ai)との違い

ブラウザで使うClaude(claude.ai)は、チャット画面でテキストをやり取りするツールです。一方、Claude Codeは、あなたのパソコンのターミナルの中で動き、実際にファイルを読み書きしたりコマンドを実行したりできます。つまり、「会話するAI」ではなく「一緒に開発するAI」です。

なぜ「ネイティブ版」なのか?

Claude Code には、かつて2つのインストール方法がありました。

  • npm版(旧方式): Node.js(JavaScriptの実行環境)をインストールし、npm(パッケージ管理ツール)を使ってインストールする方法
  • ネイティブ版(新方式): 1つのコマンドを実行するだけでインストールできる方法

2026年現在、npm版は非推奨(使わないことを推奨)になり、ネイティブ版が公式の標準になりました。

ネイティブ版の3つのメリット

1. 依存関係ゼロ -- 他のソフトを入れなくていい

npm版では、まずNode.js(JavaScriptの実行環境)をインストールし、次にnpm(Node.jsのパッケージ管理ツール)の設定をして、それからClaude Codeをインストールする...という手順が必要でした。

ネイティブ版では、これらがすべて不要です。インストールコマンドを1行実行するだけで完了します。

i「依存関係」とは

あるソフトウェアが動くために、別のソフトウェアが必要な関係のことです。npm版のClaude CodeはNode.jsに「依存」していたため、Node.jsが入っていないと動きませんでした。ネイティブ版にはこの依存関係がありません。

2. 自動アップデート -- 常に最新版が使える

npm版では、新しいバージョンが出るたびに手動で npm update コマンドを実行する必要がありました。ネイティブ版では、バックグラウンド(裏側)で自動的に最新版に更新されます。

あなたは何もしなくても、常に最新の機能とセキュリティの修正が適用された状態でClaude Codeを使えます。

3. 安定性の向上 -- トラブルが起きにくい

npm版では、以下のようなトラブルが頻繁に報告されていました。

  • Node.jsのバージョンが合わなくてエラーになる
  • PATH(パソコンがコマンドを探す場所の設定)がおかしくて claude コマンドが見つからない
  • グローバルインストール(パソコン全体にインストール)時の権限エラー
  • 他のパッケージとの依存関係の競合(バージョンが噛み合わない問題)

ネイティブ版ではこれらの問題がすべて解消されています。

!結論: 新規インストールならネイティブ版一択

これからClaude Codeを初めてインストールする方は、迷わずネイティブ版を選んでください。npm版を選ぶ理由はもうありません。すでにnpm版を使っている方も、この記事の後半で移行手順を解説しています。

前提条件 -- 始める前に確認すること

インストールを始める前に、以下を確認してください。

必要なアカウント

Claude Code を使うには、以下のいずれかのAnthropicアカウントが必要です。

  • Claude Pro(月額プラン)
  • Claude Max(上位プラン)
  • Claude Teams(チーム向けプラン)
  • Claude Enterprise(企業向けプラン)
  • Anthropic Console(API利用者向け)
!無料プランでは使えません

Claude の無料プランでは Claude Code は利用できません。まだアカウントを持っていない場合は、claude.ai でPro以上のプランに登録してから、この先の手順に進んでください。

推奨スペック

項目最低要件推奨
OSmacOS 12以上 / Windows 10以上 / LinuxmacOS 14以上
メモリ8GB16GB以上
ストレージ空き容量500MB以上1GB以上の空き
ネットワークインターネット接続必須安定した回線

Mac / Linux セットアップ手順

Macをお使いの方、またはLinux(Ubuntu等)をお使いの方は、こちらの手順に従ってください。

Step 1: ターミナルを開く

Macの場合: 以下のいずれかの方法でターミナルを開きます。

  • Spotlight検索(Command + スペース)で「ターミナル」と入力してEnter
  • Finder → アプリケーション → ユーティリティ → ターミナル

Linuxの場合: ターミナルアプリケーションを開きます(Ctrl + Alt + T でも開けます)。

iターミナルとは

ターミナルは、パソコンに「文字」で命令を出すためのアプリです。普段はマウスでクリックして操作しますが、ターミナルではキーボードでコマンド(命令文)を打ち込んで操作します。最初は少し怖いかもしれませんが、この記事ではコピー&ペーストするだけで進められるので安心してください。

Step 2: インストールコマンドを実行する

ターミナルが開いたら、以下のコマンドをコピーして貼り付け、Enterキーを押してください。

bash
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | sh

このコマンドは、Anthropicの公式サーバーからインストーラーをダウンロードし、自動的にインストールを実行します。

iこのコマンドが何をしているか

curl はインターネットからファイルをダウンロードするコマンドです。-fsSL はエラー時に静かに失敗する設定です。| は「パイプ」と呼ばれ、ダウンロードした内容をそのまま sh(シェル)に渡して実行するという意味です。つまり「インストーラーをダウンロードして、そのまま実行する」という一連の動作を1行で行っています。

インストールが完了すると、ターミナルに完了メッセージが表示されます。エラーが表示された場合は、インターネット接続を確認してから再度実行してください。

Step 3: ターミナルを再起動する

インストールが完了したら、ターミナルを一度閉じて、もう一度開き直してください。

これは、インストール時にPATH(パソコンがコマンドを探す場所のリスト)が更新されるためです。ターミナルを再起動しないと、新しいPATHが反映されず、claude コマンドが見つかりません。

!「ターミナルを再起動」の方法

難しく考える必要はありません。今開いているターミナルのウィンドウを閉じて(Command + Q、または右上の×ボタン)、もう一度ターミナルアプリを起動するだけです。

Step 4: インストールされたか確認する

ターミナルを再起動したら、以下のコマンドを実行してバージョンを確認します。

bash
claude --version

以下のようにバージョン番号が表示されれば、インストール成功です。

2.1.81 (Claude Code)

バージョン番号は異なっていても問題ありません。数字が表示されていれば成功です。

もし「コマンドが見つかりません」と表示された場合:

  1. ターミナルをもう一度閉じて開き直してみてください
  2. それでもダメなら、パソコン自体を再起動してみてください
  3. それでも解決しない場合は、Step 2のインストールコマンドをもう一度実行してください

Step 5: Claude Code を起動する

いよいよ Claude Code を起動します。まず、作業したいプロジェクトのフォルダに移動します。

bash
cd ~/my-project
icd コマンドとは

cd は「Change Directory(ディレクトリを変更する)」の略で、今いるフォルダを移動するコマンドです。~/my-project~ はホームディレクトリ(あなた自身のフォルダ)を意味します。つまり、ホームディレクトリの中にある my-project フォルダに移動する、という意味です。まだプロジェクトフォルダがない場合は、mkdir ~/my-project && cd ~/my-project で作成と移動を同時にできます。

フォルダに移動したら、以下のコマンドでClaude Codeを起動します。

bash
claude

初回起動時は、ブラウザが自動的に開きます。画面の指示に従ってAnthropicアカウントでログインしてください。ログインが完了すると、ターミナルに戻ってClaude Codeが使えるようになります。

!起動成功の目印

ログインが成功すると、ターミナルにClaude Codeのプロンプト(入力待ちの表示)が現れます。ここにテキストを入力してEnterを押すと、Claudeが応答します。終了するときは /exit と入力するか、Ctrl + C を押してください。

Windows セットアップ手順

Windowsをお使いの方は、こちらの手順に従ってください。Mac/Linuxとは手順が一部異なります。

Step 0: Git for Windows をインストールする(必須)

Windowsの場合、Claude Codeを動かすために Git for Windows というソフトウェアが事前に必要です。これがないと、Claude Codeは起動しません。

!この手順は省略できません

すでにGitを使っている方は、git --version で確認してみてください。バージョンが表示されれば、このステップは飛ばして大丈夫です。表示されない場合は、以下の手順でインストールしてください。

インストール手順:

  1. ブラウザで https://gitforwindows.org にアクセスします
  2. 「Download」ボタンをクリックしてインストーラーをダウンロードします
  3. ダウンロードしたファイルを実行します
  4. インストーラーの画面で、基本的にすべてデフォルト(初期設定)のまま「Next」を押し続けて「Install」をクリックします
iGit for Windows とは

Git(ギット)はソースコード(プログラムの文章)のバージョン管理ツールです。「いつ、誰が、何を変更したか」を記録してくれます。Git for Windowsは、このGitをWindowsで使えるようにしたパッケージで、同時にBash(バッシュ)というターミナル環境も含まれています。Claude CodeはこのBash環境を内部的に使用するため、Git for Windowsが必要です。

Step 1: PowerShellを管理者として開く

Windows のスタートメニューで「PowerShell」と検索し、「管理者として実行」 を選んで開きます。

!「管理者として実行」が重要です

通常のPowerShellではなく、必ず「管理者として実行」を選んでください。管理者権限がないと、インストール先のフォルダへの書き込みが拒否されることがあります。右クリックメニューの「管理者として実行」を選ぶか、検索結果に表示される「管理者として実行」のオプションをクリックしてください。

Step 2: インストールコマンドを実行する

PowerShellに以下のコマンドをコピーして貼り付け、Enterキーを押してください。

powershell
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
iこのコマンドが何をしているか

irm は「Invoke-RestMethod」の略で、インターネットからデータを取得するPowerShellのコマンドです。iex は「Invoke-Expression」の略で、取得した内容をそのままコマンドとして実行します。つまり、Mac/Linuxの curl ... | sh と同じことをPowerShellの書き方で行っています。

Step 3: PowerShellを再起動して確認する

インストールが完了したら、PowerShellを一度閉じて、もう一度開き直してください(再び「管理者として実行」は不要です。通常のPowerShellで大丈夫です)。

再起動後、以下のコマンドを実行して確認します。

powershell
claude --version

バージョン番号が表示されれば成功です。

「コマンドが見つかりません」と表示された場合:

  1. PowerShellをもう一度閉じて開き直してください(PATHの反映に必要)
  2. それでもダメなら、パソコン自体を再起動してください
  3. 再起動後にもう一度 claude --version を試してください

Step 4: Claude Code を起動する

作業したいプロジェクトのフォルダに移動して、Claude Codeを起動します。

powershell
cd C:\Users\YourName\my-project
claude

YourName の部分は、あなたのWindowsユーザー名に置き換えてください。

初回起動時はブラウザが開くので、Anthropicアカウントでログインしてください。

!どのターミナルからでも起動できます

Claude Code は PowerShell、コマンドプロンプト(CMD)、Git Bash のいずれからでも起動できます。普段使っているターミナルをそのまま使ってください。

npm版からの移行手順

すでにnpm版(旧バージョン)のClaude Codeを使っている方向けの移行手順です。初めてインストールする方は、このセクションは読み飛ばして大丈夫です。

まず: 自分がどちらのバージョンか確認する

現在使っているのがネイティブ版かnpm版かは、以下のコマンドで確認できます。

Macの場合:

bash
which claude

Windowsの場合:

powershell
where claude

表示されたパス(ファイルの場所)で判別します。

表示されるパス意味
/usr/local/bin/claudeネイティブ版(移行不要)
~/.claude/bin/claudeネイティブ版(移行不要)
...node_modules/.bin/claudenpm版 → 移行が必要
~/.npm-global/bin/claudenpm版 → 移行が必要

パスの中に node_modulesnpm という文字が含まれていたら、それはnpm版です。以下の手順で移行しましょう。

Step 1: npm版をアンインストールする

まず、古いnpm版を削除します。

bash
npm uninstall -g @anthropic-ai/claude-code
iこのコマンドの意味

npm uninstall はnpmパッケージを削除するコマンドです。-g は「グローバル」の略で、パソコン全体からの削除を意味します。@anthropic-ai/claude-code がnpm版Claude Codeのパッケージ名です。

Step 2: ネイティブ版をインストールする

Mac / Linuxの場合:

bash
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | sh

Windowsの場合:

powershell
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

Step 3: ターミナルを再起動して確認する

ターミナルを閉じて開き直し、以下で確認します。

bash
claude --version

バージョンが表示されれば、移行完了です。

設定ファイルの引き継ぎについて

移行時に心配になるのが「今までの設定は消えないか?」という点ですが、安心してください。以下のファイルはすべてそのまま引き継がれます。

  • CLAUDE.md(Claudeへの指示ファイル)
  • メモリ(過去のセッションで学んだ情報)
  • settings.json(権限設定)
  • commands/(カスタムコマンド)
  • skills/(スキル設定)

再設定は一切不要です。npm版をアンインストールしてネイティブ版をインストールするだけで、すべてが引き継がれます。

!移行後にやること

移行が完了したら、一度 claude を起動して正常に動作することを確認してください。以前と同じプロジェクトフォルダで起動すれば、今まで通りの設定で作業を続けられます。

トラブルシューティング

インストールや起動でうまくいかない場合は、以下を確認してください。

「command not found」(コマンドが見つからない)

最もよくあるエラーです。

zsh: command not found: claude

対処法:

  1. ターミナルを閉じて、もう一度開き直す
  2. それでもダメなら、パソコンを再起動する
  3. まだダメなら、インストールコマンドをもう一度実行する

原因はほとんどの場合、PATHの反映が完了していないためです。ターミナルの再起動で解決します。

「Permission denied」(権限がない)

Permission denied

対処法:

Mac/Linuxの場合、sudo(管理者権限)をつけて実行します。

bash
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | sudo sh

Windowsの場合、PowerShellを「管理者として実行」で開き直してからインストールコマンドを再実行してください。

ブラウザが開かない(初回ログイン時)

Claude Code 起動時にブラウザが自動で開かない場合は、ターミナルに表示されるURL(https://... で始まる文字列)を手動でブラウザにコピー&ペーストしてください。

Windows で Git 関連のエラーが出る

Git for Windows がインストールされていない可能性があります。「Step 0: Git for Windows をインストールする」の手順に戻って、Gitをインストールしてください。

まとめ

Claude Code ネイティブ版のセットアップ手順を振り返ります。

Mac / Linux

ステップコマンド
インストールcurl -fsSL https://claude.ai/install.sh | sh
ターミナル再起動ウィンドウを閉じて開き直す
確認claude --version
起動cd プロジェクトフォルダclaude

Windows

ステップコマンド
Git インストールhttps://gitforwindows.org からダウンロード
インストールirm https://claude.ai/install.ps1 | iex(管理者PowerShell)
PowerShell再起動ウィンドウを閉じて開き直す
確認claude --version
起動cd プロジェクトフォルダclaude

npm版からの移行

ステップコマンド
アンインストールnpm uninstall -g @anthropic-ai/claude-code
ネイティブ版インストール上記Mac/Windowsの手順と同じ
設定の引き継ぎ自動(作業不要)

ネイティブ版は、依存関係ゼロ・自動アップデート・安定性向上の3つのメリットがあります。まだnpm版を使っている方は、このタイミングで移行することをおすすめします。

インストールが完了したら、次は .claude/フォルダ完全解剖ガイド を読んで、Claude Code をプロジェクトに合わせてカスタマイズしてみましょう。

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